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末富(すえとみ)のギフトセット「華月(かげつ)」
その中のひとつ、「両判(りょうばん)」をいただいてみました。
ハトロン紙で一つ一つ、包まれて並んでいます。
「両判(りょうばん)」とは、昔のお金である、”大判がふたつ”、という意味。
縁起ものなんです。
お金以上の宝物のよう。光かがやくようなお菓子。大切に包まれています。
春は、一刻価千金(春の夜は一刻が千金の価値がある、という意味)
秋は、長い夜を楽しむ、
そんな意味が込められているんですって。
二種類入っていて、
ひとつは、甘辛い味
ひとつは、黒糖の味
両方とも、こんな焼印。
自然な風合いが美しいです。
軽い。しかし、しっかり焼いてある。
はかないような。それでいて、何か強い主張があるような。
微妙で不思議な口あたりなのです。
しゃり、ぽり、という音。甘い切ない、あとくち。くどくない。繊細な甘さ。時間がとまります。
黒砂糖の滋味。硬質な割れ方。キュン、としみる、ほろ苦いコク。
あまりにも美味しくて。次から次へと手が伸びる。あとをひきます。止まらない。丁寧なお菓子なのに。大切にとっておきたい、宝ものなのに。どうしよう、困ったなあ…。魔法のスイーツです。どうして、こうも狂おしいんでしょう?
切ないのに、あきらめきれない恋のような。
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