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現在、京都土産では八ツ橋が人気ですが、柔らかい生の皮の八ツ橋ではなく、硬い板状の八ツ橋が本来の八ツ橋です。
米粉と砂糖にニッキと芥子の粉を加えたものを板状にのばし、両面に黄な粉を付けて焼いたものを「八ツ橋」といいます。形は、短冊状で、そりがあり、丸く、これは、琴の形をあらわしているのだともいいます。
1945年、大正天皇の即位の祝賀の行事が京都で行われましたが、その時、京都駅では、大勢の民衆が京都土産を買い求めました。
その時、売れたのは、この「八ツ橋」と「五色豆(ごしきまめ)」です。
以来、京都の土産といえば、「八ツ橋」と「五色豆」、というように、全国的に有名な菓子として、広く知られるようになったといいます。
さて、この有名な八ツ橋、江戸時代後期に京都聖護院村の菓子屋で売られるようになったといいます。何故八ツ橋という名前なんでしょうか?名前の由来には、3つの説があり、興味深い逸話が残っています。
八ツ橋の発明者が、元禄2年に、三河国八ツ橋寺のお坊さんに、八ツ橋の作り方を習い、聖護院で売るようになったので、「聖護院八ツ橋」という名前なのだ、という説。
三河国で、川に八つの橋をかけた伝承からきているというもの。三河の八橋(知立市)が杜若の名所なので、八ツ橋の包装紙にカキツバタの絵がのるようになった、という説。
琴の名手の八橋倹校(やつはしけんぎょう)という人がなくなった後、彼にちなんで、琴の形に似た煎餅が販売され、八ツ橋という名前になったという説。
いずれも本当のような話で興味深いですよね。
今日では、「井筒八ツ橋」「本家西尾八ツ橋」「聖護院八ツ橋本舗」など、八ツ橋を製造する老舗は十数軒あります。中でも「本家八ツ橋西尾」が元禄創業の、八ツ橋発祥の店として、人気をほこっています。
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