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京都の和菓子のお土産として、最も有名なのが、この「生八ツ橋」ではないでしょうか。
猫も杓子も、京都に来たら、生八ツ橋。修学旅行生も生八ツ橋。
京都に来たら買うのがお約束とはいえ、地元京都人の評判はいかがなものなのでしょうか。京都人の口(私の知る範囲ですが)から、八ツ橋の話は聞いたことがないので、やはり、京都外向けの観光土産と考えた方がいいのかもしれませんが…
年頭に、羽田空港に行った時のことです。いまや東京資本の「とらや」のコーナーに人々が殺到しているのは、当然とはいえ、何故か京都の八ツ橋がズラリ、のコーナーを発見。
何故に東京に生八ツ橋が?
まあ、空港なので、日本土産、として、置いてあるんだろうな、と思うのですが、「東京ばなな」「資生堂パーラー」等の中にひとつだけ、京都の八ツ橋コーナーがあるのは、なんだか、不思議でした。
羽田に八ツ橋がある、という光景は、誇らしいというより、大衆市民レベルの異常に拡大した生八ツ橋市場に少々、開いた口がふさがらない、という気分でした。日本の京都の代表銘菓=八ツ橋という図式なんだなあ、と、改めて感じたことでした。八ツ橋の全国的な人気と知名度はすごいものがありますよね。
とはいえ、実は京都外の友人に、かなり、「八ツ橋大好き!取寄せてでも買いたい!」という人が多いのです。
京都での大学生活を送った知人などが、帰省みやげに生八ツ橋を土産に持ってかえったところ、実家家族がやみつきになり、
「井筒八ツ橋本舗の”夕子”じゃなきゃ、やだ」
「聖護院八ツ橋の”聖(ひじり)”の抹茶にして」
といった次第に、銘柄や店も指定してくるようになったとか。他県では味わえない、癖になる何かが八ツ橋にあるのではないでしょうか。
一般的に、この柔らかい生の皮で餡を包んだ八ツ橋が、「やつはし」と呼ばれていますが、正確には、こういう、皮で餡を挟むタイプの八ツ橋を「生八ツ橋」といい、本来、ただの「八ツ橋」は、乾いた板状のものをいいます。
米の粉に砂糖と液体のニッキを入れて蒸したナマ八ツ橋の皮で餡子(あんこ)を包んでいます。味は、粒餡や漉し餡のプレーンなものと抹茶味の二種類が多いようです。
この、生八ツ橋が、月日を重ね、五色豆や板状の八ツ橋を抜いて空前の京都の土産物のヒット商品となりました。今日も、修学旅行生をはじめ、観光客に最も買われる京都土産のひとつとなっています。
また、皮のみの八ツ橋も「生八ツ橋」として売り出されています。が、一般的に、餡をはさんだ八ツ橋が生八ツ橋と認識されていることが多いこともあり、このサイトでは、便宜上、餡を挟んだ八ツ橋を「生八ツ橋」、皮のみの八ツ橋は「ナマ八ツ橋」として、ご紹介したいと思います。
最近は、チョコ八ツ橋、黒ゴマ八ツ橋、いちごなど、多彩なフレーバーが店頭にならんでいます。
少々、スノッブな印象を店頭で受けるので、手を出したことはないのですが…。いずれも、人気があるところを見ると、変わりフレーバーの八ツ橋も意外にいけるのかもしれません。
また、食べてみて、こちらで紹介したいと考えています。
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