「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を30代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。

東京、「日暮里(にっぽり)」駅より、歩いてすぐ。
「羽二重団子(はぶたえだんご)」という店があります。
夏目漱石や正岡子規などの文人が愛した団子の老舗です。
店の案内によると、
江戸後期、文政2年(1819)。人々に供された団子。それが、羽二重(はぶたえ)のようだと賞賛された。そこから、羽二重団子(はぶたえだんご)と呼ばれているのだそうです。
羽二重(はぶたえ)とは、絹織物のひとつ。着物の裏地などに使われる、光沢のある白のシルクのことです。
(羽二重餅(はぶたえもち)というのは、福井から始まったもの。福井は羽二重織がさかんだった事から、この名前がついたとされています。)
店内には、素晴らしい武家屋敷風の日本庭園があります。
都会の中で、そこだけ、張り詰めた静寂。タイムスリップしたかのような、雰囲気。
和服の文学者の方のような方もおられました。タバコを燻らせながら、団子と読書を楽しんでおられました。
ふ〜む。東京下町の粋な老舗っていうのは、まさにこんな店をいうのでしょうね。
メニューは、羽二重団子のみ。煎茶つきか、抹茶つきか、選べます。醤油の団子と、漉し餡のと2種類です。
東京下町っ子の連れ合いが、
「これこれ!東京といえば、この醤油味の香り。香ばしい団子の匂いなんだよ!これぞ、東京!」
と、嬉しそう。私は、こういう甘くないのは初めて食べました。とても新鮮でした。
醤油のつき加減がGood!。辛すぎもせず、焼きすぎもしていない。香ばしさと旨みが凝縮されています。キメが細かく、弾力充分の歯ごたえ。丁寧に作られた素晴らしい味です。
漉し餡は、甘さがさっぱりしています。東京らしい、味わい。
京都だと、こういう団子なら、アンコがもっとシットリして、女性的な美しさで供されるような気がします。
姿も形もあっさり。しかし、味わいは非常に上質。
まさに、武家社会のスイーツ。毅然とした文化そのものという気がします。
ステキなオリジナル湯のみ。
「羽二重だんご」って書いてあるのです。
店内には、和菓子の専門雑誌を持ったお客さんがチラホラいました。
和菓子ファンなら、一度は楽しみたい東京の老舗です。
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