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今回一番、吉野葛の醍醐味を味わえたのは、この「八十吉(やそきち)」さんでした。
嘉永四年創業という老舗。昔ながらの自然工法による吉野本葛の製造をしています。
吉野葛を使った和菓子はもちろん、薬や、料理のための葛を作っている。なんで、薬といいますと…
葛は、あの、風邪薬の葛根湯(かっこんとう)の材料でもあるのです。
葛は、昔から日本人に欠かせない貴重なデンプン質。
吉野は、その故郷なのです。
←吉野の絶景が楽しめる甘味コーナー。ジャズの流れるオシャレな空間でした。
←吉野葛の採取の工程が描かれた店内のあかり。
葛粉(くずこ)は、植物の葛から採取します。それは、何度も水にさらし、わずかにとれる貴重なもの。
現在は、安価な輸入の芋系のデンプンがある。なので、その作業に従事する人が少なくなってきています。鍋に入れるくずきりも、マロニーとか、ありますしね…。
しかし、その純粋な味と食感は、妙なる味覚。和菓子材料でも、吉野葛は、最高級の食材。わらび粉と同じく、年々希少となっているのです。


店頭におかれていた、葛を作る道具。出来上がった葛粉。その輝くような白さ。

店内でいただいた、くずきりと抹茶のセット「吉野夫人」。一番人気のセットです。


黒蜜でいただきます。
シンプル。でも、とても純粋で、きれいな味。つるり、心地よい弾力。なんともいえない透明感。幅が細かったり太かったり均一ではない。けど、それがまた、黒蜜とよくからまり、豊か。
鍵善良房(かぎぜんよしふさ)にも負けない味かも…。かなり純度の高い味だと思いました。
※連れ合い(40代男性/関東出身)の感想…「うまいけど…。東京の人間としては、こういうのには、三杯酢をかけたほうがウマいと思うよ。俺はこっちの葛餅の方が好き。」との事です。
コーヒーについてきた、葛菓子。
ぽりん、とした食感がステキ。
こちらは「くずきり」についてきた葛菓子。
口の中でとける、不思議な風味。
吉野でいただく葛菓子は、ほとんど似たような味かと思っていました。が、このお店のは、色々工夫されているような気がします。
帰ってから知りましたが、この吉野葛の「八十吉(やそきち)」。京都にもあるそうな。場所は、府庁前、丸太町。行ってみたい♪
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