「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を30代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。


江戸時代、元禄。素晴らしい芸術が花開いた時代です。
中でも、尾形光琳(おがたこうりん)をはじめとする、琳派(りんぱ)。彼らを中心に文化サロンが形成され、平安の王朝趣味がもてはやされました。
菓子もそれにあわせ、新しい美意識で、作られるようになります。菓子の絵が描かれたカタログブックなども登場します。味だけでなく、外見も楽しむようになったのです。
菓子に名前がつけられるようになったのもこの頃。「源氏物語」「古今和歌集」などの王朝文学から、雅な名前が考え出されました。これを、菓子銘(かしめい)・菓銘(かめい)といいます。美しい名前は、耳に心地よい。視覚だけでなく、聴覚でも楽しもう、というわけです。
昔の日本人は、こんな楽しいことを考え出したのですね。他の国は、お菓子に名前はあるものの、いちいち、そう季節ごとの名前をつけたりしません。
中でも、歴代天皇や、宮家などの、皇族の方々により、つけられた菓子の名前。それを「御銘(おんめい)」といいます。
茶道の茶杓につける名も「御銘」といわれるようですが、あまり関係ないようですね。
御所(ごしょ)御用達の老舗、「虎屋(とらや)」では、現在もなお、歴代天皇ゆかりの「御銘」がついた菓子を販売しています。
「光琳梅(こうりんばい)」や、「春の野遊(のあそび)」など。現在でも和菓子には、趣向をこらした名前がつけられています。お正月には、お題菓子(おだいがし)というものが作られ、和菓子の華やかな競演がくりひろげられます。
菓子の名前を知ることで、食べるだけでなく、五感を使い、日本の季節や文学・芸術についても思いをめぐらすことが出来るのです。和菓子は、現代、非常に知的なものといわれています。それは、この様な菓銘(かめい)の歴史などの背景があるからなのです。
とはいえ、堅苦しく考えず、自分の感性で素直に楽しめばいいのではないでしょうか?家庭で、お子様と一緒にお菓子を手作りして、家族で名前をつけて遊んだりするのもステキだと思うのです。

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