「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を40代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。
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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |
また、箱のデザインで買ってしまいました。
宝泉堂 千代木(ちよき)
中は、シンプルな松葉ボウロなんです。
実に宝箱といった感じ。衝動買いです。
どうです。この風情。
上品で京都らしい、キュートな缶。大きさは、手の平程度。乙女心をくすぐるサイズでしょう?これより大きすぎると、興ざめだし、小さいと、オモチャみたいだし。ちょうどいい!
ラベリングもステキです。丁寧につめられた、南蛮菓子。
二段にわけて入れられています。隅々まで心配りのされた包装。
これを使い終わったら、何を入れようかとワクワク&うっとり。
女ってそういう時ありませんか?
中に入れるものがあるから箱を買うのではない。中に何を入れるかは、後で考える。
じゃあ、中身はどうなるんだ、最初から箱だけ買えばいいではないか、というのは、ナンセンス。スイーツであるというところがいい。
女のアンティーク好きってこういう動機が多いと思うんです。男性は、コレクション的な蒐集目的がある。しかし、女は、「かつて~が入っていた」という歴史や思い出コミで箱やケースをとっておく、購入する、ということが多いような気がします。
ぼうろ、というのは元々は南蛮菓子。京都で発展しました。そばぼうろは、梅の形をしたもの。これは、蕎麦入りでない。プレーンなボウロ。こういったボウロが「松葉ぼうろ」と呼ばれていることが多いです。
「千代木」というのは、松葉のことを意味します。長寿のおめでたい植物、松。松葉ボウロは、こんな風に棒状であったり、鍵状であったり、店により様々です。
この二個づつ、ペア。それを上品な和紙で熨斗のようにくるんでいる。
これがエコじゃないだとか、無駄だとか思う人もいるかもしれません。しかし、それは京都じゃない。大仰な豪華さではない。過剰な包装とは違うんです。計算された「もてなし」の美学あってのデザインだと思います。
昨年でしたか。あのタイヤ会社のグルメランキング。
京都は一斉に断りを入れたとか。理由は「京都は、味だけでなく、接客、建物、風情、そういったこと全てにおいての"もてなし"なのだから、そういった評価を受け付けない。」とか、いったことでした。この姿勢に拍手喝采したのは、私だけではないでしょう。さすが。
連れ合い(東京人)などは「ミシュラン拒否は、自信がないのを結託してゴマかしてるんでしょ。」などとほざいておりますが...。
味さえよければいいでしょう?安けりゃいいでしょう?いい材料だから、いいでしょう?老舗だからいいでしょう?という世界ではないんです。
で、味は、こういう場合、もちろん、素晴らしいわけです。サクサク。甘さは控えめで、上品。
バターは使っていないのに、このコク。優しさ。
この隅から隅までいきとどいた「喜んでください、楽しんでください」という思いやりの美しさ。京都ならではだと思います。
この小さな菓子を少しずつ楽しむ。そして、空になったら、何を入れようかと考える。
たぶん、裁縫用具だとか、使い古したアクセサリーなんかを入れるはめになると思うんんです。で、この上品な甘い味を思い出しながら使う。そういうのコミコミでの乙女のケースなんです♪
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