鼓月(こげつ) 花洛(からく)

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京都の美味しい 鼓月 のお菓子

鼓月(こげつ) 花洛(からく)

鼓月(こげつ) 花洛(からく)01


人には誰しも記憶の底に甘く沈んでいる、
思い出のスイーツがあるのではないでしょうか。

食べたとき「ああ、これだ、これだ」と

思い出すのです。

鼓月(こげつ) 花洛(からく)。

私にとって、そういうお菓子でした。



私のところにいただくメールで一番多いのは
「10年前とか、京都のあのとき食べた思い出の味はどれ?」
というお問合せが多いです。

みなさま抽象的ですね。たいてい、店名や菓子の名前は忘れておられるし、焼き菓子か生菓子かも書いていただいてないことも多いので...。キーワードはある。「旅館で食べた」「栗が入っていた」「上品だった」など。

なんだか思い出せないけど、感動したあの味を探してほしい。

と。ちょっと漠然としすぎて、どうしたものか(笑)と思うこともありますが(私もそんなに食べつけているという風ではないんで、ああ!あなた様のあの味はあれに違いない!とは即答できないことが多いんです。すいません。)お問合せのメールにはいつも感動します。心にすごく響いて思い出に残っておられるんですね。

皆様の京の思い出や感動が菓子の味にこめられているんだと思うと嬉しくなります。いいご返答ができるように勉強いたしますので、またメールください。近日中にコミュニティの掲示板もご用意させていただきたいと思っていますので、ご活用くださいませ。

鼓月(こげつ) 花洛(からく)02で、私にもそういう菓子があったんだ、と今回思い出しました。

鼓月(こげつ) 花洛(からく)

四条の鼓月(こげつ) さんの店舗で購入。

全国展開しているお店さんなので、あなた様も召し上がったことがあるのではないでしょうか。


鼓月(こげつ) 花洛(からく)03例によって書き物しながら食べる菓子を適当に買ったんですが

この細長い形が
なんだか、見覚え、触り覚えがあるなあ、と。


鼓月(こげつ) 花洛(からく)04


中にはアルミホイルに包まれたものが!

これ、覚えある!

記憶の糸がものすごい勢いでグリグリと動き出しはじめる瞬間!魚がつれた、糸がたぐりよせらせるような。

鼓月(こげつ) 花洛(からく)01


ホイルに包まれたバターケーキ。
今や、ホイルに包まれたケーキは、洋菓子屋さんでもなかなかお目にかかりません。

このレトロな懐かしさ。

ああ、この菓子だった!昔、あれ、あのホイルに包まれたあれ、もう一度食べたいなあ。と何度か思っていた(←私もかなり漠然としてますね。人のことは言えません(笑))
あれ。鼓月(こげつ)さんのこの「花洛(からく)」だったんやわ!と思い出しました。

鼓月(こげつ) 花洛(からく)05


中にあんが入ってるんです。バターケーキにアンコなんて、今さら珍しくない菓子かもしれませんが。でも、食べたら、この店以外にありえない味だと思うはずです。

こういうものにありがちなキッチュな雑さは一切ないんです。

繊細で上品。しっとり。ほどよい甘さの餡。ケーキと餡がなじんでいて浮いていない。

鼓月(こげつ)さんがすごいなあ、と思うのは、こういうところ。

甘さや食感・風味が計算されつくされている。完成されている。こういうのは、奇抜さだけで続いてもよさそうなもの。でも、それに留まらない。素晴らしいお味なんです。バッヘルも今や似た味が全国あふれています。が、食べてみたら、このお店こそが本家の味、本元の味だといつも唸ります。

細長い形。ホイルに包まれた神秘性。

この店の創業者は、女性なんです。伝記を一度拝見し、とても感動しました。

鼓月(こげつ) 花洛(からく)06京都は和菓子の激戦区で、なまはんかな個性では生き残れません。鼓月の明るく垢抜けた個性は、どんな人にも喜ばれます。女性の思いやりやセンスが生き生きとお菓子や店舗に花開いている。

ああ、この菓子だった、この味だったと、思いだしながら手を止めてしまいます。

どこで食べたのだったかしら。
子供だったような気がする。
大人にもらい、小さな手で
香り高いバターを手につけながら食べたような...。

スイーツってやっぱり幸せの象徴ですね。


>>  このお店・老舗・ジャンルの他のお菓子の味はどんなの?試食レビューをもっとみる!
2008年12月25日 13:10

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