「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を40代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。
![]() |
◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |
京都の和菓子文化は奥が深い。ニッチで個性的なお店を見つけました。
「都松庵(としょうあん)」。なんと、餡の専門店のショップなんです。
アンコのプロならではのオリジナルスイーツは圧巻!これから、数回にわけてレポートいたします。

堀川三条の「都松庵(としょうあん)」。母体は、和菓子屋さんが使う餡を専門に作ってきた会社です。メーカーならではの製法技術を用いて作られたオリジナルスイーツ。それが売られているのが、このショップなんです。
どら焼きの専門店、わらび餅の専門店、など京都には色んな「売り」を持つ店は少なくないです。ですが、餡の専門店とは!ニッチですよね。和菓子の総本山、京都ならではのお店だと思います。
以前より、気になっていたこのショップ、今回、お店の方のご好意で見学させていただくことが出来ました。心より感謝いたします。
オシャレな店内は、まるで、モダンな洋菓子店のよう。
案内してくださった山梨さま曰く「店内には小麦粉を使用したものはないんですよ」。
え!ほんとですか?ケーキやクッキー、シュークリームまであるじゃないですか?!
山梨さん「うちの商品は、小麦粉フリーなんです。」
山梨さん「小麦粉のかわりに生アン、米粉を使用しているんです」
えええ!びっくり仰天ですわ!そんなスイーツがあるんですか?
山梨さん「餡の製造を長年やってきたうちの店だからこその味だと思います。伝統的な餡の製造もしているんですが、もっとアンコを自由に楽しめないかと。今はやっていないんですが、アンコの量り売りもしていました。苺あん、レモン餡、芋餡、栗餡とか。」
ワタクシ「え、食べてみたいです!どんな味なんでしょうね。」
餡メーカーならではの商品。伝統的な粒あん、こしあんも販売されています。
アンコをストレートに楽しむのなら、やっぱり最中。
小さな食べやすい小分けパックに入った餡と一緒に。
山梨さん「悪い製造メーカーのせいで、今の子供たちはアンコが嫌いになってしまった。うちとこは、材料を厳選して丁寧に作ってます。十勝が主ですが、注文によって、丹波や春日を使っています。」
ワタクシ「そうですよね。店によって、餡の味は本当に違うと思います。」
と、いうことで、製造場所を見学させていただいた、ワタクシの格好はこんな風(笑)。
現場は、衛生管理・安全にとても気を使ってはるんです。
おお!これはスゴイ!これがアンコの製造現場なんですね!
ピカピカに磨かれた室内は、清潔そのもの。大きな丸い釜では、なんと100kgものアンコが炊けるんですって。饅頭に換算すると、約3000個くらい!!
山梨さん「各和菓子屋さんのための餡を作っています。お店によって、糖度や水分の割合が違うのです。」
ワタクシ「十派一からげ的に同じものが出来るような気がしてましたが...。」
山梨さん「とんでもない!焼き菓子、蒸菓子、生菓子。菓子の種類によって餡の製法割合は違うんです。たとえば、焼き菓子だと、水分が飛んでしまうので、しっとり仕上げるとか。糖度は普通58度くらいなんですが、甘味屋さんの中には甘さ控えめ42度くらいを希望される方もいます。」
ワタクシ「いわば、餡のオーダーメイドなんですね。」
お店の方は、非常に、餡に愛情とプライドがあるという印象を受けました。餡についてのお話を沢山お聞きすることが出来ました。最近は食の安全が取りざたされ、消費者も右往左往してます。こういう風に製造に誇りをもって、オープンにしてくださるお店が増えればと思います。
一休和尚の寺、「一休寺」で人気の善哉(ぜんざい)もこのお店のもの。(「ぜんざい」って一休さんが考案したんですって!)パッケージもオシャレ。餡の専門メーカーならではの発想が面白いですね。面白いのが、この白玉。ソーセージ状になっているんです。
店内には試食コーナーがあって、堪能しました。(全種類を制覇しようとした節度のない私でした...)
これはすごい。食べてみないとわからなかった、この美味しさと面白さ。
次回から、食べてみたレポートを載せていきます。
▼広告