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干し飯(ほしいい)は、「糒」とも書きます。意味は、ご飯を乾かして、保存食にしたものです。この道明寺糒は、「糒」の代名詞ともいえるもの。
大阪河内の道明寺のものが起源で、なんと、1000年以上も前から作られていたのだとか。もち米を干して、石臼で軽くひいたもので、何年たっても品質が変わらず、変色もしない、素晴らしい保存食です。昔は、戦や、旅の携帯食でしたが、今では「道明寺粉」として、和菓子材料に用いられています。
蒸すと、弾力のある生地になり、お餅になります。蒸した餅の味は、弾力があり、米の形がそのまま餅になったような姿で、食感は独特の美味しさ。モチモチムチムチとした、優しい味わいです。
寒天にとかして、型にはめると、道明寺羹(どうみょうじかん)、になります。
別名、みぞれ羹ともいいます。
キラキラした透明感のある美しさがあり、涼しげな夏のお菓子によく使われます。
関東の桜餅は、小麦粉の生地で餡をまきますが、京都をはじめとする関西の桜餅は、この道明寺粉を使っています。はんなりとした桜の風味を楽しむには、道明寺粉を使った桜餅でなければ、と考える人もいて、関西らしい、おっとり、もったりとした桜餅です。また、京都の椿餅も、この道明寺粉を使ってあり、優しいピンク色のお餅に、道明寺の食感が風情があります。
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