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菓子の基本となる、甘い砂糖。これは、テンサイや、サトウキビよりとれる”しょ糖”を成分としたものです。これは、いつごろから、あったものなのでしょうか。
最初の砂糖は、753年に来日した、鑑真によってもたらされたといいます。それは、いわゆる、黒い砂糖、黒糖で、サトウキビを原料とするものでした。当時は、砂糖を菓子としてではなく、薬として、用いられました。
江戸時代になり、砂糖の製造を薩摩藩が行うようになりました。しかし、白い上白糖が作られるようになったのは、明治維新以後。外国から白砂糖が伝わったのでした。それまでは、サトウキビを原料とする黒砂糖・黒糖が日本では主流だったのです。
現在、和菓子のほとんどが、上白糖の美しい砂糖を用います。黒糖は、和菓子の随所に使われ、黒糖の風味を生かしたお菓子になります。
黒糖は、さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めてあるので、独特の風味があります。精製していないため、多くの栄養分を含んでおり、健康にもよいと言われています。
和菓子において、黒糖は、葛きりの黒蜜やカリントウに使われます。京都では、アン玉の「うば玉」の餡子に使われたり、京都の祇園祭の菊水鉾の名物、琥珀羹の「したたり」にも用いられています。
「うば玉」である、仙太郎の「老玉」は、質のいい黒砂糖の風味があり、人気銘菓です。虎屋の羊羹の「おもかげ(←販売サイトに飛びます)」にも黒糖が入っています。
黒糖の名産地は、もっぱら、沖縄や、奄美。上質なものが京菓子には使われる事が多いようです。
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