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◆阿闍梨餅(あじゃりもち)・末富(すえとみ) |
山々や、野にまるで、雑草のように群生しています。
根からは葛澱粉(クズコ:葛粉)が採れ、これが和菓子の材料になります。
この根はカッコン(葛根)とも呼ばれ、あの、ご存知葛根湯などの風邪薬になります。
世界遺産である、奈良県吉野。そこで作られる葛を吉野葛(よしのくず)といいます。
元々、葛(くず)という名前も、奈良県南部吉野郡の国栖(くず)という地名から出来たものです。吉野葛は、葛の中でも最高級品として知られています。
和菓子になるまでに、気の遠くなるような、 根気のいる作業が職人さんたちによってなされます。
葛から とった根を叩き、水に晒し、沈殿した白い粉をさらに、純度を高めるために、一ヶ月以上も自然乾燥させます。 採った量に対して、葛粉になるのはごく僅かなんですね。
吉野に行かれると、多くの売店には、この葛が並んでいます。
フルフルと優しい弾力の味わいの葛。
京都の夏のお菓子には葛を使った生菓子を楽しむ事ができます。 餡などをフルフルとした葛で包んで、見た目も美しく、爽やかに、 喉越しは、ツルリとしながら、口にまったりとまとわりついて、 ある種の上質のエロスのような感慨があります。
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