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16世紀の南蛮渡来の砂糖菓子の中で、京都で発展したものに、「かんかん棒」と呼ばれる豆菓子があります。それは、煮た砂糖の中に炒った大豆を入れて固めたもの。かつては板状で切り分けるものだったのですが、京都の老舗「秋紅堂(しゅうこうどう)」が食べやすい丸い形にする製法をあみだし、現在の豆板とよばれる菓子になりました。
現在は、各老舗が色々な豆板を出していますが、大豆だけでなく、小豆、斗六豆(白インゲン)、黒豆、ピーナツなど、色々な豆が使われています。
京都の豆板は、やはり、「秋紅堂(しゅうこうどう)」のものが有名です。白ザラメの砂糖を煮詰めたものに、煎り大豆を入れて、輪の型に流し込んだ丸いものです。
この豆板は、現代の、甘みひかえめの和菓子の風潮の中でもしっかりした、甘みを大事にしています。重厚な甘さですが、大豆などの豆の香ばしい香りとバランスよく、芳香ながら素朴な味わいで人気です。
年配の方など、一度に4枚5枚と食べる方もおられるそうです。昔ながらの愛される甘い京和菓子の基本なんですね。
昔から祇園のお茶屋さんの女将さんや舞妓さんのオヤツの定番でした。
ある京都のお茶席で、ニキビのできている舞妓さんにお客さんが、「そのニキビ、豆板屋さんで買ってもらい」なんて、冗談を言ったこともあるそうな。
なんとも、かわいいエピソードですね。
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