「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を30代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。


雑誌で見て、あまりにもステキなので、買ってみました。
永楽屋(えいらくや)「重陽(ちょうよう)」
重陽の節句は9月9日(旧暦)だから、ちょっと時期はずれなんですけどね。年中売ってるから、いいかな、と。
包装、ステキでしょう?このヒモの結び方は、京都でよく見られます。青と赤の色に映える、薄紫の包み。



琥珀のお菓子なんです。寒天を使った。よく見ると、下にも、もう一段あった!お徳な気分♪
紫蘇(しそ)
抹茶(まっちゃ)
小豆(あずき)の三種類。
重陽のお花、”菊”をイメージしている形。
派手じゃないのに、目がはなせない。
しみじみと、なんともいえない、
かわいさ。
美しさ。
気品。
おや?甘みが、とても控えめです。
琥珀ものは、甘い、と覚悟してたのに。
私が今まで食べた中では、一番甘みが抑えてある印象を受けました。
その食感は、生っぽい。
小豆納豆も、しっとり。
ちゅるり。
琥珀ものは多いけれど、この食感ははじめてです。
ひとくち、
ほろり、
と噛んだときには、
お茶の味はしないんです。
シャリ、ほろり、つるり、と口の中で転がしていると、
ふわあ!
と立ち上るお茶のピュアな香りと味。
典雅すぎる〜!

外がコリ、中がプリ、とした、食感。
あとくちに、爽(さわ)やかに立ち上るシソの風味。

漬物屋(ぶぶづけや)だけのことはある。
品がいい…。
嵯峨野に行きたくなります。
特にびっくりしたのが、手で割ったとき。
ちょっと割ると、こんな風に、全体に、ピシ、という細い亀裂が入るンです。
それが、とても繊細な風情なのですよ。
冬のはじめ、湖が凍ってしまった。そこに光がゆらり、と写って、割れる。音なき音で、季節が、自然が動く、ゆらめき。それを見ると小さく叫ぶけど、あまりにもキレイな情景に、言葉が出てこない。
そういう、切ない、はかない、泣きたくなるような、美への驚き。そんな割れ方。


このお菓子のすごいところは、表面がスリガラス状になっている。
その表皮は、シャリ、サク、とした食感なんです。しかし、中は、同じ材料かと思うほど、透明。そして、プルンとしている。
かむと、シャリ、というくせに、プルンと突然くるんです。それが口の中で、まじる。それが、七色かと思うくらい豊かに感じる。
なんで、こんなにスゴイ菓子が次々あるのかしら。京都って。器の小さい私は、クラクラしてきました。京都人が京都を離れないのがわかります。(土着率・定住率が他府県に比べ異様に高いらしい)
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