「京都の和菓子☆ドットコム」に お越しいただきありがとうございます。 こちらは乙女ゴコロにキュンとくる京菓子案内のサイトです。京都の和菓子の歴史と魅力の記事が満載。和菓子用語集もあります。有名店のお菓子を30代女性管理人が試食し、リアル&シビアにレビューレポート。ネットショップの和菓子・スイーツのお取り寄せ情報も御紹介しています。
和菓子ファンなら、一度は、食べてみたい、あの粽(ちまき)です。
高島屋等でも、少ないですが、販売されています。しかし、今年は、いつになっても販売されず。「入荷しません」という張り紙が店頭からとれません。
あきらめていたところ、「PAPER SKY」 という雑誌に、記事が。それよると、今年は、40年に一度、笹が花を咲かせる時期にあたる。その時、笹が枯れてしまうのだとか。
予約販売なら、買えるようなことが書いてありました。
なので、下鴨の本店に問い合わせ、直接購入いたしました。
直接行くことで、店主の方と幸運にも、お話する機会が得られました。貴重なお話がうかがえ、万金に代えがたい時間でした。
心より感謝いたします。
他県人にとって、京都は敷居の高い印象があります。
特に川端道喜(かわばたどうき)さんは、室町時代から朝廷に菓子を納めてきた日本を代表する老舗。品質に妥協がないと特に有名。老舗と名のつく店は全国に多いですが、誠実に昔からの姿勢を守っているお店というのは、なかなかないものです。
こういうお店にとって、大事なことは、もうかる、とかではない。クオリティと思いやりこそが命。
だから、実際、百貨店で購入するほうが、なんぼ気楽だろうか。とか思いました。茶席も伝統についてもろくに知らない私が、ノコノコとたずね、サイトに載せていいかとか、和菓子がどうだとか、質問する。それは、とても勇気がいりました。大事なお菓子について、私の無知な不用意な発言で失礼にならないか、心配だったのです。
しかし、杞憂(きゆう)でした。
こういった京都の老舗の特徴でもあるのですが、いざ、お会いして、お話したりすると、心底、こちらの親身になって接してくださいます。買い物の最後には、
心から打ち解けて、ほっとして、ヽ(^◇^*)/ ワーイ♪とスキップしながら帰宅しました。(ゲンキン)
京都で予約販売が多いのは、一見さんお断りとかではなく、こういう理由なんです。こちら来る時間にあわせて、菓子を作り、待っていてくださる。時間をある程度とって、お話もしてくださり、他の客へ接客のせいで、あわただしいムードにしてしまわないようにしてくださる。
さりげなく、端が折られているんです。その風合いの丁寧で、美しいこと。手わたされる瞬間、店主の方から、”心”が伝わってきました。
京菓子は、特に新鮮なものが多く、賞味期限は短いです。ましてや、添加物を一切使わないもの、材料に妥協のないものに関しては、あ!という間に味が変わってしまいます。
日単位でなく、時間、分単位であるといっても過言ではありません。
天候や気温によっても味は変わります。川端道喜(かわばたどうき)さんも、私の持ち帰り時間、経路、いつごろに食べるのか、とても気にされていました。そういったことも考慮しての、予約販売、袋や包装なのです。作り手からの真剣な、手わたし。まさしく、お店の子供にも等しい大事なお菓子なのです。
百貨店で買うことにならなかったのは、運命だったのかもしれません。最近は、相当レアな京菓子も百貨店で購入でき、それはそれで嬉しいことです。が、こうやって、時間を作り、直接店にまで足を運ぶことは、とても大事だなあ、と痛感したことでした。できるかぎり、こういう機会を増やしていこうと思わされました。(地元京都人には、「???そんなの当たり前やん???うまいお菓子は、直に行ってお馴染みにならへんと食べれへんで」と言う方も多いでしょうが)
ちゃんと立てて置ける袋なんです。
過剰包装ではけっしてない。なのに、このセンスのよさ。
店主の方は、日本画の作家さんでもあるんです。そのせいでしょうか。研ぎ澄まされている美しさがあります。
中には、長い長い、巻物のような、道喜粽(どうきちまき)の由来書が。
ここでは、その由来について、述べません。それは、他サイトや、雑誌がしてくれるので。
しかし、店主さんのお話に面白い話がありましたので、ご紹介。
明智光秀がこの粽をどう食べたか。本来、粽(ちまき)は、笹に口をつけて食べるものではない。しかし、光秀の食べたその時は、戦場。皿も箸もない。
光秀は、笹を5枚、扇のように広げて、口をつけて食べた。だから、笹に直接口をつけて食べてもいいのだ、と解釈する人がいるが、それは間違い。光秀は、茶人。なので、食べている口が他の人にわからないように、笹を広げて、隠すように食べたのだ、と。
まるで、それを昨日のことのように、光秀がまるで、親戚や友人のように温かく、お話してくださいました。
出してみました。スキ!と立った品格のある粽(ちまき)。長時間、みとれてしまいました。
o(^−^o)(o^−^)o
店主の方によると、笹は、なんとか手に入った。が、例年、温暖化のせいもあり、とれなくなってきているとのこと。笹の原価がとても高くなってしまった。一枚5円もかかるはめになったと、おっしゃられました。
正直、なぜ、そこまで笹にこだわるのだろう。笹はあくまで、お菓子を包んでいる皮ではないか。なんて、思っていました。
しかし、笹をほどいていく間、なんてことを私は、何て、失礼なことを考えてたんだ、と顔から火がふきました。
Σ(ノ°▽°)ノ!
笹の香りが尋常じゃない。かつてかいだことのない香りです。単に青い、とか、すがすがしいとか、言葉にしてしまえるものではない。香りは、大事な材料のひとつなんです。いい笹が手に入るか入らないか。それが、運命を決めてしまうのです。
半透明な”なにか”が登場しました。
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