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近頃は、ネット通販やらレトルトやら缶詰やら、色んな菓子があります。賞味期限も表記の方針もピンからキリまで。生活スタイルや、好みで色々選べます。
しかし出来立ての和菓子をすぐにいただく。心のこもった手作り。添加物のない賞味期限の短いもの。これが最高に美味しい、というのは、揺るがない事実のひとつでしょうね。値段にかかわらず。実は、これが現在は、日常でないどころか減ってきている。だから何でも選べるかに思える今が、いい時代だとは言い切れない。
この京都の北野天満宮の粟餅(あわもち)をいただいて、それを痛感しました。


以前より、食べたかったんです。出来立てを出してくれるお店で、いつも行列で。持ち帰りバージョンもあったんですね。今回、仕事関係の方にいただけてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
歴史が面白いんです。(詳しくはこちら)。ついてた由来書は難しくてよめなかったわ…。

出来立てが特に美味しい和菓子で。すぐ固くなる。なのに、都合でいただいた日に、すぐ食べれませんでした。次の日の午前中に食べるはめになってしまった。開けると、さすがに、黄な粉が浸みた色になってました。(出来立ては、もっと美味しそうで、黄な粉がこんな色ではないんです)

これは、アレを思い出しました。「赤福」。似てますよね。
でも、これは、昔からの門前菓子のアンコロ餅の形で、似ていて当然なんです。(赤福は、江戸時代で、こちらは室町。歴史としては、こっちが先)。餅や団子は近代は、中に餡が入っているけど、かつては、こうしてアンコでくるんでいた。
この店は、粟(あわ)で餅を作っている。それがずっと評判で、人気で。今にいたるまで、京名物なんです。


半日ほど、消費期限をすぎてたから、まずくなってるかと思いきや。非常に美味しい。びっくりしました。
「その日中に食べてほしい」と大きく書いてあるにもかかわらず、アホな私は、食べなかった。にもかかわらず、ものすごく美味しい。全体に少し固くなった印象は確かにありましたが。新鮮さがある。一口食べると、ストレートな嬉しさがわきます。なんでしょうね。この真っ直ぐな味は。
その日中が消費期限。つまり、それは、混ぜ物やケミカルな処理をしていないということ。だからこういう味なのかしら。と思いました。姑息な感じが一切ないんです。まさに手作りの美味しさだと思います。

粟(あわ)のムチムチ&プチプチした食感。少し黄の濃い色のお餅。これが粟なのかしら?粟の味なんて、そう知っているわけないのに。なんだか、懐かしい。素朴なようでいて、揺るがない品位がある。手抜きがない丁寧な味。
こんな時代だから、なんだかんだ手を余計に加えたら、日持ちする百貨店やキオスク向けバージョンも作れるだろうに。そうしないお店、味。京都はそういうの、多いですよね。
この美味しさは、ほんとにびっくりしました。だから、ちゃんと出来立て、食べたいです。こんなに心がこもった味をベストな時間に食べない私は失礼きわまりない人間のような気がしてきたので…。
たぶん、近日中に茶店に食べに行くと思います。平日には行列はない日もあるようで。
ありがとうございました。ああ、美味しかった!
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