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昨日、ちょいと、ネットでのお取りよせにトラブルがあって、悲しくなり、衝動的に梅田阪急に入って、鶴屋吉信の「つばらつばら」を1個だけ購入してしまいました。
やはり、顔を見て買える百貨店は楽しいです。
シンプルな山を模したデザイン。
万葉の山を表しているのでしょうか。
実は、大島弓子の漫画で『つるばらつるばら』というのがあります。内容は、乙女のデリケートな心を通してみた、人間の深淵さを描いた佳作です。
なんとなく、それを思い出して、このお菓子に前々から惹かれてたのです。
実際は、このお菓子の名前の由来は、
浅茅原つばらつばらにもの思へば故りにし郷し思ほゆるかも
という大伴旅人の万葉家集の歌からとったもの。「つばらつばら」とは、しみじみと、といった意味の事だそうです。
大島弓子の漫画とは実際、全く関係ないものの、あの愛おしく悲しく美しい大島文学を「つばらつばら」と彷彿としてしまうのでした。
まあ、巷では、かの有名銘菓「阿闍梨餅(あじゃりもち)」に似ているという噂です。
が、雑誌で絶賛されてもいるので、一度は食べてみないことには、とは思ってました。
姿は、かわいい、どら焼きの小さい感じかな。
手触りは、プニとしていますが、阿闍梨餅(あじゃりもち)ほどスベスベしてはいないです。
しかし、焼き色や、ふんわりした手触りがなんとも美味しそう。
と、いうか、かなり美味しい。
皮がムチムチとしている所なんか、確かに阿闍梨餅(あじゃりもち)には似てるんだけど、阿闍梨餅(あじゃりもち)とは違います。
あれは、アンコと皮が一体化した、餅風味でしたが、こちらは、アンコと皮が別物として楽しめる食感だと思いますよ。
餅とは違う。確かに、阿闍梨餅(あじゃりもち)の客層を意識した印象は受けますが、こちらは別ものとして、楽しめるお味ではないでしょうか。
アンコが甘いですが、上品。粒あんの風味が甘美。京都の代表老舗、鶴屋吉信らしい、品のよさもあります。一気にペロリといただきました。ああ、美味しかった。癒されます。
「つばらつばら」。しみじみとゆっくり行こう。先は長いのです。名前に合ったお菓子です。
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