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京都では、お正月、昆布と梅干が入ったお茶を飲みます。これを、大福茶(おおぶくちゃ)といいます。福梅と結び昆布に煎茶をそそいでいただきます。新年の喜びと息災を願っていただく、お祝いの縁起ものです。
大福茶(だいふくちゃ)と読むと、これは、違うもので、お茶席でいただくものとして解釈されます。
起源は、1050年ほど昔。京都に疫病が流行したとき、空也上人が薬茶として庶民にふるまったものです。
村上天皇も服したもので、皇服茶・王服茶といいます。庶民にも”福”を、ということで、現在の、「大福茶(おおぶくちゃ)」という名前がつきました。
お正月に北野天満宮(きたのてんまんぐう)や、空也像のある六波羅蜜寺(ろくはらみつでら)で、参拝者にふるまわれます。
宇治茶のお店で、大福茶について、店員さんと、お話しました。すると
店員のおっさん「まあ、寺でももらえるけど、みんな、自分の家でするわな。京都人には、正月、なくてはならへんもんや。煎茶じゃなくても玄米茶とかでも飲むで。単に、茶に梅干と昆布入れたら出来上がりや」
ワタクシ「それって美味しいんですか?」
店員のおっさん「…あ〜。茶に昆布と梅入れたかて、変なだけで、美味しくもなんともないで。普通に煎茶入れてるほうが、よっぽど美味しいで。やめとき、やめとき。」
ワタクシ「そうですか…」
なんとも商売っけのない(苦笑)…。店頭にある、大福茶の包みは、金の包装で、誠に豪華。値段もけっこうします。大福茶について、わざわざ聞いている私に何故、売ろうとしないのか。大阪では、何がなんでも売りつけようとする店が多いですが。
これは、私が嫌われてるからではなく(ホントか?)、京都では、こんな感じで、商売しはるところが多いですね。”しぶちん”(倹約・節約。ケチともいう)がモットーの京都。本当に必要なものを買って、それを大事にする、という風潮があります。衝動買いで喜んでもらえないような売り方はしない。大事にしてもらえる、いいものを売りたい、と思っているわけです。
先日、水引きを買いにいってもそうでした。高いのは一杯あるのに、こちらの用途にベストにあうものを真剣に選んでくれ(安いの)。いたれりつくせりの接客で、嬉しくなり、風呂敷も買おうとしたら、
「高いし、無駄になります。やめときなはれ」
と言われてしまいました。
大福茶、飲んだら、また、レビューします。
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