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最初は、甘い。けれど、サクッとした食感の中にほどよい塩気。口の中でふんわりジュワッとマロヤカに溶ける。後を引く。もう一枚、もう一枚。サクサク、ジュワ、サクサク…。この繰り返しで、止まらなくなる。京都の麩焼煎餅(ふやきせんべい)。どうして、こんなに私の心をトリコにするの?あなたのその優しすぎる口どけが恐い…。
関東の草加煎餅のハードさと対極にあるのが、京都の麩焼き煎餅でしょう。
名前からして、麩(ふ)から出来ているように思えます。が、原料はもち米。麩のように、口の中で、はんなり溶けるので、この名前がついたと思われます。
この麩焼煎餅、古い歴史があります。豊臣秀吉の北野茶会で供されたとか。また、あの、千利休が、茶菓子として、用いたともいわれています。
イメージです
京都で最も愛されているのが、老舗、亀屋良永(かめやよしなが)の「御池煎餅(おいけせんべい)」でしょう。
管理人も大ファンです。香ばしく洗練された味もさることながら、GOODデザインの缶。なんと、版画家、棟方志功(むなかたしこう)のラベルなんです。京都に来たら手に入れる価値大ですよ!
また、左京区の「緑菴(りょくあん)」のものは、抹茶のほのかな味のもの。
また、菊のご紋をあしらった気品ある「源水(げんすい)」の「古都」は京都らしい気品でいっぱい。
「甘春堂(かんしゅんどう)」の「花」は、花の焼印を押してある優美さ。
あの、「きぬた」の長久堂(ちょうきゅうどう)の「雲錦(うんきん)」も季節感あふれる見事な意匠。
京都の名物麩焼煎餅は、数え切れません。まだまだありますが、この辺で。
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