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京都の和菓子の色彩感覚 京菓子の美意識

京菓子 重ねの色目(かさねのいろめ)とは?

重ねの色目
イメージです

京菓子の色彩の特徴のひとつ

一般的に人々が思い浮かべる京菓子は、華やかな美しい色彩で、宝石のような形をしていて、繊細で…、というイメージのようです。(実際には地味なお菓子も多いのですが)ためいきの出るような芸術品の京菓子の世界。そのような、美しい色彩感覚は、どこからきているのでしょうか?

京菓子の色使いの特徴のひとつに「重ねの色目(かさねのいろめ)」というものがあります。

平安貴族の衣装の色合わせのこと

「重ねの色目(かさねのいろめ)」とは、「重色目」「襲色目」ともいい、平安時代の貴族たちが、十二単などで、色んな色の着物を重ね着して、色の組み合わせでオシャレをすることです。

今でいえば、最近はやったレース&フリンジのチュニックワンピの下に濃い色のTシャツやジーパンを着たりするような感じでしょうか。

貴族たちは、この「重ねの色目(かさねのいろめ)」で様々なオシャレをしました。その色彩感覚が、現在、京菓子に反映されているのです。

色の組み合わせにより、名前がつけられている

色の組み合わせで、様々な印象を作り出すことができます。重ねた一番上に白などの淡い色をおく事で、下の濃い色が透けて見えて、素晴らしいニュアンスを表現することができます。

「重ねの色目(かさねのいろめ)」には様々な名前がついています。「梅重(うめがさね)」「雪の下」「菖蒲(しょうぶ)」「撫子(なでしこ)」など…。きっと季節ごとに繊細な色の組み合わせを楽しんだのでしょうね。

京菓子の美しい色彩には、そのような季節感や情緒がこめられているのです。

2007年2月8日記


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